私の本棚📚 許さなくていいよ。『毒親サバイバル』
私がこの漫画を買った理由は、
という漫画をネットで試し読みしていたから。
試し読みより後のページは、なんだか読めなくて・・・
あと、親が嫌い・親が憎い・親が許せない
ずっと心に引っ掛かっている思いからです。
楽しい話ではないので苦手な方は、読まないで下さいね。
私の子供の頃の記憶の中に、お風呂の湯舟の中を見ている映像があります。
お湯の中から見ているので外は全部ゆらゆら。浴槽の水色が懐かしい。
父親に頭を押さえられていました。
理由は、保育園のプールで顔を水につけられなかったから。
だったそうです。
中学生の時だったかな。お風呂の記憶の事を母に聞いて。
当時の私は、なるほど。そういう理由があったのか。
と納得していた、と言うか腹を立てて何か言っても酔った父親に殴られるだけだとあきらめていました。
4歳児にすることか!止めなかった母も母だ!と今となっては思うんだけど。
父親の機嫌を損ねると、家族もれなく殴られたり蹴られたり。
場合によっては、家具や食器棚を引き倒したりするので。痛いしめんどう。
と思考停止していた子供時代でした。
『毒親サバイバル』では、11人の男女の体験談が漫画で描かれています。
活字だと苦しくなるような体験も、菊池真理子さんの絵に救われて読了することが出来ました。(途中、涙が止まらなかったケド)
心のどこかで、親が嫌いな私は幸せになることが出来ない。
と罪悪感を持っていたんですが、読み進めるうちに少し心が軽くなりました。
ありのまま自分を受け止めて、自分の人生を進んでいく11人に勇気付けられます。
なにより、自分の居場所や目標を持って生きている事にホッとしました。
私も普通に生活して仕事して、人と関わって良いんだ。と。
そして、信田さよ子さん(臨床心理士)の解説で
あ~、私やっぱりAC(アダルトチルドレン)だわ。
と再認識。もちろん弟も・・・。
ちょっとした刺激でフラッシュバックがあったり体調を崩してしまう心配のある方は、こんな本もあるんだぐらいに思っていて。
前に進みたい。と思った時に手に取ると一歩を踏み出すためのヒントが貰えるかも。
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